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2019.10.03

author:サキWEBデザイナー

ブログってどう書くの!?自社ブログ記事の書き方を考える

ブログってどう書くの!?自社ブログ記事の書き方を考える

SNSやブログでの企業発信や、コンテンツマーケティングの重要性はもう長いこと叫ばれておりますので、ブログ記事を書いてくれというのは近年珍しくもないミッションです。
しかしその割には、依然としてハードルが高いものの様に感じます。

今回は「書き方」のみに絞って、試行錯誤した内容について書いていきます。
この度、自身も弊社ブログ記事を更新する事になりましたので、手探り状態ではありますが
「どう効率化を図るか」社内提案の意味も兼ねてまとめていきたいと思います。

記事のテーマ、どう決める?

今回は、何かしらの「知識・知見」を元にした記事のテーマについて考えます。
会社ブログとして書くとなると、やはり自社業種に関連することが大テーマになってくるかと思います。
(開催イベントレポートや日々のよもやま話などは、お知らせやSNSでも発信できますので除外します)

その大テーマの中で、記事1つの題材を設定する場合、何かしらの「問題を解決するTips」が有効であると考えています。

何らかの「答え」を探している人は「答え」をそのまま検索欄に打ち込めません。
「答え」に至るまでの必要情報として、問題・ケース・シーンなどの情報が必要になるため「問題」と「解決方法」をセットで書くことが効いてきます。また、「問題」と「解決方法」は同じ文脈・時間軸の中で展開できるため、自ずと構造化された文章を書くことができるのです。

【テーマ例1】「自社サービスでも解決可能な問題」を取り上げる

具体的なケースとシーンを元に、そのままサービス訴求でき、自社サービスに対する理解をユーザに深めてもらえます。
(既に自社サイト内で謳っている内容と被らない様にする必要があります)

【テーマ例2】「サービス提供に必要となる知識・知見に関する問題」を取り上げる

どちらかというと同業者向けの内容になりますが、技術や知識を持った人材を求めている方へのアピールや、有効なTipsとなります。知見や考え方を発信し続ける事で、ユーザを「育てる」ことも見込めます。

ユーザが求めるのはあくまで知識・知見になりますので、企業色をなるべく出さず、客観的なデータやメリットデメリット含め、フラットに書かれている必要があります。
加えて、よりニッチなケースや独自の知見、新しい価値観、提案なども入っていると、より良いものになると思います。

テーマを元に記事の骨を作る!

上記の通り「問題を解決するTips」をテーマにする場合、必然的に「問題提起→検証→解決」の流れができますね。
マンガなど物語でよく言われる「起承転結」の様なものです。
この流れをブログ記事の骨格とし、まずは頭の中にある書きたいポイントやワードを下記の流れの当てはまる箇所に置いていきます。

————————————————————
(例)
【問題提起】
・こんな問題があった!困った!(具体的なケースやシーン)
・この問題ってつまりこういうこと(問題の概要)
・問題が解決できないと困ること(問題によって発生しうる弊害など)

【解決方法の模索】
(列挙と精査)
・考えられる解決方法は?(主張したい解決方法以外も含めて列挙)
・それぞれの解決方法のメリットは?(主張したい解決方法以外のメリットを客観的に評価)
・だけどこういうデメリットも(同様にデメリットも客観的に評価)
(主張)
・実はこんな解決方法があります!(主張したい解決方法を紹介)
・ズバリこういう解決方法だ!(主張したい解決方法のメリットを客観的に評価)
・これを提案したい理由はコレ!(主観を交えたアピールやエピソードなど)
・一応こういうデメリットも(同様にデメリットも客観的に評価)

【結論】
・こんなシーンの時はこんな解決方法を(全体のまとめ)
————————————————————

【問題提起】と【解決方法の模索】の(主張)にそれぞれ1つずつでも書きたいことを置くことができれば、あとは肉付けをして結論を書き足して終わりです。

この骨格をそのまま記事の目次にできますし、それぞれ文章の小見出しにしてあげれば、構造的な文章ができあがります。

文章がおかしくないか心配…

文章を書くことも、スポーツをしたり絵を描いたりと同様に、訓練のいる技能だと思います。いきなり上手な文章を作成する事は、ほとんどの人にとって難しいものです。
自身、なんとか良い方向へもっていく方法として、以下を模索中です。

誰かに見てもらう

書く事は難しくても、読んで違和感を探す事はできるのではと思います。客観視する意味でも、どなたかに見て頂くのは大変有効です。

時間を置いて見る

手軽に一人で完結できる方法です。意外と筆が走った翌日に読み直してみれば、誤字脱字や単語重複、話の迷走具合が見えてきたりします。

端的に書く

箇条書きや矢印などの記号を用いた必要最低限の文章にする事で、全体の構造を見直すことが容易になり、話の脱線や冗長化を防げるかなと思います。

大事なことは継続、時間確保、意図の把握

更新頻度が決まれば、あとはひたすら書く時間を作り、合間で骨を探し作り…と続けていくしかありません。ソーシャル運用も同様ですが、コンテンツは質を保ち更新を継続する事が重要です。
(更新性を保てない場合は、テーマをある程度分割して、連載の形にする事も有効かもしれません)

また、ブログ記事を作成するには当然時間がかかります。その時間を確保すること、すなわち「ブログを更新し続ける意図」を設定し、業務上ぶれない様にしていく必要があります。
書き方が掴めた次は、その意図に沿った記事を書くことを念頭に置いて、意義あるブログ更新をしていきたいですね。

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