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コラム

2019.08.02

author:サキWEBデザイナー

WEBデザイナーがこの先生きのこるための生存戦略

WEBデザイナーがこの先生きのこるための生存戦略

作るだけのデザイナーは滅びる。

日々新しくなっていくWEBに、食らいつくのが精一杯だった頃
初めてこう説かれた時の衝撃は、今でもよく覚えています。

近年ではもう珍しくもない考え方ではありますが、WEBデザイナーの仕事は本当に今後なくなっていくのでしょうか。WEBデザイナーが生き残る道とは、一体何なのでしょうか。

今回はこの辺りについて(あくまで更新時点での)一個人の解釈を書かせて頂こうと思います。

WEBデザイナーの仕事がなくなる要因とは?

このご時世、言われたことだけをこなしていれば、どんな職業でもそのうち食べていけなくなります。
半年も経てば技術や環境が変わってしまうWEB業界は、もっと足が早い様な予感があります。予感だけでは対策できませんので、考えられる要因をいくつか挙げてみます。

・Flashの衰退

3Dと時間軸を直感的に表現できる、インタラクティブなWEBフォーマットに昔は無限の可能性を感じたものです。
2020年、Flash Playerの開発・配布終了。JSやWebGL等、他でも色々できますが、SSRだとかまだまだ考えないといけない事が多いですね。

・デザインフレームワークの台頭

bootstrap等のフレームワークの出現により、デザイナー抜きで完結する事が可能に。
ノンデザイナーズ・デザインブックにも象徴される通り、ある程度のデザインはルール化されたものとなりました。

・企業の広告費削減、内製化

不況の中、真っ先に削減されると言われる広告費。
とは言え企業戦略に直結し機能することも事実ですので、理解が深い社内制作班ではなく、何も考えず作るだけの外部に、委託し続けるメリットが薄くなってきています。

・作成単価下落

作成依頼側がコーディングクオリティを判断できるケースは少なく、分かりやすいセールスポイントが早さと安さになってしまうかと思いますが、
速さと安さだけでは、作ることに特化した業者さんや海外に勝てません。

・若者の検索離れやアプリ重視

若者を対象にアンケート調査を行うとよく使っている検索は1位は「Google」(33%)2位は「Twitter」(31%)となっています。
そして3位が「Instagram」(24%)
https://appli-world.jp/posts/2917

単に戦う場所や訴求手法が変わるだけかもしれませんが、オーガニック流入対策だけでは通用しなくなる未来…というのも、考えられなくはないです。
何にせよ「良いサイトを作った!さあ来い!」というスタンスは既に通用しなくなっています。

・サイト作成サービスやツール、CMS等の進化

今はもう無料で簡単にサイト作成できますので、そこまでサイトの重要度が高くない中小企業や個人は、そちらに流れるかソーシャル一本になるかするのでは、と思います。
CMS等は、サイトを作る以外の機能やサービスが当たり前についていますので、サイトの力が必要な企業は、作る以外の機能やサービスがあるCMS等を契約するか、MAやコンサルなど、マーケティング方面を重視するのではないかと考えています。

知ることが生存戦略の第一歩

挙げだすときりがなく、暗い気持ちになってしまいますね…。

これらはあくまで現段階の一個人の仮説に過ぎませんが、何にせよ仮説を立てて対策を考えるには、日々情勢が変わっていくWEBの中で「作る」以外の方面へもアンテナをはり、思考し続ける必要があります。

この度、弊社ブログ更新をスタートするにあたり、デザイナーとして生き残るために考えてきたことや、試行錯誤してきた施策・Tipsなどについて、ぽつぽつと書かせて頂こうと思います。

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